うわーってなった時の処方箋

苛立ちと憂うつと退屈

後悔と共に

志村けんさんが亡くなって、すごく悲しいというわけではないけど、なんだかおじいちゃんが亡くなってしまったようなそんな気持ち。

 

俺の母親の方のおじいちゃん、熊本生まれ熊本育ちで、多分若い時にこっちに出てきたんだろうけど詳しいことはなにも知らない。

 

家が近かったのでよく遊びに行った。

一緒に絵を描いたり、陶芸をやったり、キャッチボールをした。

中学生になったぐらいからか、あまりおじいちゃん家に行かなくなった。

今までいつも行っていたのに急に行かなくなる、あれってなんなんだろうって不思議に思うけど、そういうものなんだろう。

 

俺が閉じこもるようになってからは全然会ってないし、まともに会話もしていない。

今年の正月に会ったけどやっぱり会話はできなかった。

子供の頃からずっと、おじいちゃんは俺より妹の方が好きなんじゃないかって思ってた。

なんとなくそんな感じがしていた。

けど正月に会った時、俺が最近日本酒を飲んでいることを知ると、やたら注いでくれた。

 

いつ死ぬかわからんけど、おそらくこのまま、俺に対してダメなイメージを持ったままさよならになるだろう。

この先俺が何かで成功できたとしたら、その姿を見てもらいたい、みたいな気持ちはあるが、無理だろう。

人生ってそういうもんなんだ。

俺にできることと言えば、昔くれた「坊っちゃん」を大事にとっておくことぐらいだ。