うわーってなった時の処方箋

苛立ちと憂うつと退屈

私服の僕とスーツを着たあいつとの差

今日バイト行く時に、同じマンションに住む同級生と階段でばったり会ってしまった。

向こうはスーツを着ていた。

不登校になってからは暗黒の人生を歩んできたので、昔の知り合いには誰にも会いたくないし会わないように生きてきた。

 

8年ぶりくらいに顔を見たなぁ。

向こうも気づいたんじゃないかと思うけど、チラッとお互い顔を見てそのまま何も言わず去った。

 

一気に憂鬱な気分になった。

こんな姿を見られたくなかった。

別に普通の私服を着ていただけなんだけど。

車の窓ガラスに映った自分がすごく惨めに思えた。

俺の歳なら普通は社会人だから、スーツを着ている同級生を見るのはつらい。

幸い今日は土曜日だから私服でもおかしくはないなって一瞬思った自分が情けないよ。

 

別に恥じることなんてないんだよな。本当は。

色んな生き方があるわけで、ちゃんと就職してる人が偉いわけじゃないし、バイトしながら夢を追っている人なんていくらでもいるだろう。

芸人でも役者でも映画監督でも画家でもミュージシャンでも作家でもなんでも俺はそういう人たちが好きだ。

それなのになんで自分のこととなるとこんなにも惨めに感じるのか。

もっと気楽に生きたい