うわーってなった時の処方箋

苛立ちと憂うつと退屈

ライブハウス

バンドマンが嫌いだ。

学校ではスクールカースト底辺だったようなやつらが、ライブハウスでは妙に堂々としていてカースト上位みたいな態度でいる。

もちろんそうじゃない人もいるだろうけど、偉そうな人が多いイメージ。

 

ライブハウスの関係者も嫌いだ。

バンドやってる人も中にはいるのだろうが、才能がなく音楽に対する情熱を仕事にするしか選択肢がなかった哀れなやつら。

 

今年の夏頃のこと。

インディーズバンドのライブを見に下北沢のライブハウスに行った。

ああいう小さめの箱では身内感が強く、俺みたいな友達のいない孤独な人間は転換の時など居場所がない。

なので、端っこにある椅子に座ってタバコを吸っていた。

その俺のいた場所というのは、壁際に丸いテーブルが置かれ、両端に椅子が一つずつの計2脚置かれたところで、テーブルの上に灰皿が一つあった。

 

壁⚪︎

壁◯

壁⚪︎

 

イメージはこんな感じ。

片方に知らない人が座っていて、同じようにタバコを吸っていた。

 

しばらくして太った女性がやってきて、もう片方の人と話し出した。

そこまではよかったのだが、そのうち俺の座っている領域に入り込んできて、つまり俺の座っている椅子とテーブルの間に入り込むような形になり、灰皿との間に壁ができた。

 

その女性が俺の存在に気づいていたのかは知らないが(いくら存在感が薄いといっても気づかないはずがないと思うけど)すごく腹が立った。

どこに灰を捨てろと?

なんとなく客っぽくなかったので、おそらくライブハウスの人間だろうなって思ってたのだが、帰る時受付の人となにか作業をしていたのを見てやっぱり!と思った。

あのふてぶてしさはそうに決まっている。

だいたいバスの運転手とライブハウスの関係者にろくなやつはいない。

 

結局灰が自然に落っこちるのを待ち、落ちたことに気づいてないフリをしてその場をやり過ごした。

情けないなー。