うわーってなった時の処方箋

苛立ちと憂うつと退屈

無知であること

今日のバイト中、アルバイトの女の子が客のおっさんに怒られてた。

なんで怒られたのかは知らないけど、まあなんかしらのミスをしたんだろう。

 

そのおっさん、まあまあ見かけるから俺も顔を覚えているのだけど、前にバイト先の近くで歩きタバコをしてるところを見たことがあったんだよね。

だからアルバイトの子が怒られている時、歩きタバコをしているおっさんの姿が頭に浮かんできた。

はたしてあのおっさんに、その歩きながらタバコを吸った口で誰かを叱る権利なんてあるのだろうか。

 

思ったんだけど、何かを否定したり悪口を言ったり、誰かに説教したりするというのは、無知になるということなんじゃないだろうか。

人の悪口ばかり書いてる俺が言うのもなんだけど。

やっぱり知らないうちに無知になってるんだと思う。

 

俺は自分のことを弱者だと思っているし、弱者の味方でいたいとか言ってるけど、そのたび小学生の頃同級生に嫌なことをした記憶が脳裏をかすめる。

そいつにお前は嘘つきだ、なんて言われたら何も言い返せない。

だからその記憶を封印して、自分をごまかして、驕って、馬鹿になって、言いたいことを言う。

みんなそうなんじゃないのか。

自分の人生に負い目のない人なんているのだろうか。

 

でもそんなことを言っていたら、倫理的に正しいことしかしてこなかった聖人のような人しか発言権を持てなくなってしまうわけで、誰も何も言えなくなる。

だから結局みんなどっかで無知になってるんじゃないかな、なんてことを思った。