うわーってなった時の処方箋

苛立ちと憂うつと退屈

会わなくていい人のことを時折思い出すだろう

ものすごくポジティブな気持ちでバイトを終えた。

社員の人がめちゃくちゃいい人だったので、最後もお世話になりましたっつって、ちゃんとまっとうな別れ方をした。

辞められることをモチベーションに働いていたのになんだか少し感傷的になってる。

あっけなさというか、誰とも深い関係にならずに終わっていくむなしさ。

それを望んでる部分もあるのだけど。

 

ところで薄々思っていたのだけど、前に俺の品出しのやり方でキレてた疑惑があったバイト先のおっさん、あの日からなんか妙に優しさを感じることが多々あった。

品出しする際に、商品を乗せた大きめの台車みたいなやつを店の裏から店内に運ぶのだけど、その時に使用する通路と出入り口があって。

その出入り口でお互いの方向から鉢合わせた場合、一台しか通れない幅なので当然どちらかが譲らなきゃいけなくなるのだけど、そのおっさんと鉢合わせるとちゃんと譲ってくれるし、逆にこっちが譲った時にはちゃんと会釈をしてくれる。

今となってはもはや他の人よりもその人の方が優しい印象を受けてるぐらい好感度爆上がりしてる。

見てる感じ寡黙というか人相が悪いから俺に対してどう思ってるのか全くわからないけど。

まあそれでもやっぱり気まずさが勝るな。

 

嫌いな人もいて嫌な気持ちはいつも抱えているけれど、なんかそういう人間関係のよさ的なものを感じる瞬間なんてあるんだなって意外な気持ち。

今の気持ちとしてはそんな感じだ。

離れたいような離れたくないような。

離れた方がいいような離れない方がいいような。

誰の記憶にも残らなくても確かに存在した僕たちの分身は消えることはないのだろう。

 

短期バイトを終えて、本当は次のバイトが決まってなければいけないところなのに、疲れて後回しにしてたツケが今きて不安に苛まれてる。

どーしよ。