朝起きると、大森靖子さんが炎上していたみたいでしばらくツイッターを眺めていた。
色々な意見の中の一つに、俳優の言葉を借りて「承認欲求はほどほどにした方がいい」というようなことを言っている人がいて、それは俺は違うと思った。
満たされない思いを歌っているからこそ大森さんの歌に惹かれる人たちがいっぱいいると思うんですよ。
もし大森さんが承認欲求をほどほどに留められる人間だとしたら、承認欲求に苦しんでいる女の子たちはいったい誰の歌を聴けばいいのだろうか。
まとまな精神の持ち主からしたら欠落を抱えた人間へ歌う歌などどうでもいいかもしれないけれど、そんな歌に救われる人もいるわけであって、それに平均的な歌ばかりの世の中はつまらない。
アイドル興味ないんでなんだっていいけどさ。
実家に帰ってきた。
新しく子犬を飼いはじめたらしく、今日初めて会ったんだけど、撫でていたら突然涙が出てきた。
6月に亡くなった犬のことをおもいだしたのか、いつか別れが来ることがふとよぎったのか、漠然と人生の悲しみを感じたのかわからないけれど。
一年前、五年前、十年前、二十年前。
何もかもが昔の方がよかったなって思ってしまうんです。
全ては古くなり、老いていき、思い出は色褪せる。
もう戻らない日々を悲しむことしかできないのであれば、せめて無くさないように生きたい。