うわーってなった時の処方箋

苛立ちと憂うつと退屈

優しさの光の中で

俺はもうダメだ。

孤独でひとりぼっち、愛されることがないから酔っ払うしかない。

人と会うのも街を歩くのも怖くて、酒が入ってないと外に出れない。

バイトが終わったら即酒を買って、飲みながら帰って家着く頃にはベロ酔いしてる。

どんどん落ちてって、もうどうなったっていい。

 

よくイライラすると駅の壁を殴るんだけど、今日はバイト中すごく苛立っていて、終わった瞬間衝動的に壁に頭突きをした。

そしたらちょうどその瞬間をバイト先の主婦の人に見られてしまって、めっちゃ引いてたような気もするが、大丈夫?みたいな感じで話しかけてくれて優しかった。

私で良ければ話聞くよ、と言ってくれた。

でもそういう時俺は全然大丈夫です、なんて言ってしまう。

 

そのあと電車に乗ったら、若者がダサい音楽を大音量でイヤホンをせずスマホから直で流し始めたので、酔っ払ってたのと苛立っていたのとで、気づいたら大きめの声でうるせーなと言っていた。

そしたらその音楽は止まったが、目の前に座ってた人がどこかに行った。

 

憎しみが募り、別に誰が悪いというわけでもなく、人々がそれぞれの人生を生きているだけなのに、小さなことが気になってイラついて、俺はただふてくされてるだけに過ぎない。

 

俺あんまり挨拶ちゃんとしてなくて、単にめんどくさかったり、喋りかけるのが不安だったり、考え事してたり、その時の精神状態によってひどい態度をとってしまうから嫌われるのも仕方なくて、別に嫌われるのはいいんだけど、でもそれでもそんな俺に優しくしてくれる人はいて涙が出てくる。

 

どうしようもなくつらい。

この苛立ちや憂鬱をコントロールできたらいいのだけど。