9月18日。
実家の犬が生きてたら今日で18歳だった。
悲しみは消えないが、涙を流すことは減った。
それがいいことなのかはわからない。
寝たきりになる前、最後に会った時に、雑な別れをしたことは一生後悔として残るだろう。
全てを抱えて生きていくしかない。
俺は今日もまたバイトを決めなきゃいけないのにぼーっとベッドに寝っ転がって天井を見たりギターを弾いたりしているだけ。
夕方になれば野球を見て、酒を飲んで酔っ払って寝るだけ。
限りある未来から前借りした怠惰を食い尽くす日々。
俺はほんとうにどうしようもない。